運動会の進行で意外と悩みやすいのが、競技後の「退場アナウンス」です。
短く済ませたいけれど、次の動きはきちんと伝えたい。
そんな場面で言葉に迷ってしまう人は少なくありません。
この記事では、運動会の退場アナウンスに使える例文を、場面別にたっぷり紹介しています。
個人競技、団体競技、幼稚園向け、保護者参加競技、全体退場まで、そのまま読めるフルバージョン例文を中心にまとめました。
あわせて、アナウンスをスムーズに行うコツや、混乱を防ぐ言い回しのポイントも解説しています。
初めて司会を担当する人でも、原稿を見ながら安心して進行できる内容です。
当日の状況に合わせて言葉を選び、運動会を気持ちよく締めくくるための参考として、ぜひ活用してください。
運動会の退場アナウンスとは何か
運動会の退場アナウンスは、競技が終わったあとに全体の流れを整えるための大切な進行の声かけです。
単に「終わりました」と伝えるだけでなく、次の動きへ自然につなぐ役割を担っています。
退場アナウンスの基本的な役割
退場アナウンスの一番の役割は、参加者全員に「今、何をすればよいか」を分かりやすく伝えることです。
競技直後は会場がにぎやかになりやすく、声が届きにくい場面も多くなります。
そんなときこそ、はっきりとした退場アナウンスが全体の動きをそろえてくれます。
退場アナウンスは、運動会全体をスムーズにつなぐ「合図」のような存在です。
声かけが明確だと、子どもたちは迷わず動くことができ、次の準備も滞りにくくなります。
どんな場面で必要になるのか
退場アナウンスが必要になるのは、すべての競技が終わったときだけではありません。
実際には、さまざまなタイミングで使われます。
| 場面 | 退場アナウンスの目的 |
|---|---|
| 個人競技の終了後 | 次の競技準備を早めるため |
| 団体競技の終了後 | 会場の盛り上がりを整理するため |
| 学年・クラス入れ替え時 | 移動の流れを分かりやすくするため |
| 全競技終了時 | 次の式や進行へつなぐため |
このように、退場アナウンスは「終わり」の合図でありながら、「次の始まり」を支える存在でもあります。
聞き取りやすいアナウンスのポイント
聞き取りやすい退場アナウンスには、いくつか共通するポイントがあります。
- 短い文章で区切って話す
- 指示は具体的に伝える
- 落ち着いたトーンを意識する
たとえば、「これで競技を終了します。選手の皆さんは、右側から順に下がってください。」のように区切ると伝わりやすくなります。
一度に多くの情報を詰め込まず、行動に直結する言葉を優先することが大切です。
退場アナウンスは、台本どおり完璧に読むことよりも、「今この場で必要な一言」を届ける意識が重要です。
運動会の退場アナウンスをスムーズに行うコツ
退場アナウンスは、例文を読むだけではうまくいかない場面もあります。
ここでは、実際の運動会進行で役立つ「伝え方のコツ」を整理します。
場を整える「言い始め」と「テンポ」の作り方
退場アナウンスで最初に意識したいのは、話し始めの一言です。
いきなり指示を出すよりも、競技終了をはっきり伝えると耳を向けてもらいやすくなります。
たとえば、「これで〇〇競技を終了します。」と最初に区切るだけで、会場の意識が自然とこちらに向きます。
退場アナウンスは「区切り・ねぎらい・指示」の順番を守ると安定します。
テンポは早すぎず、文と文のあいだに少し間を取るのがコツです。
一文ずつ落ち着いて伝えることで、指示が正確に届きます。
| 構成要素 | 意識するポイント |
|---|---|
| 言い始め | 競技終了をはっきり伝える |
| 途中 | 短い文で区切る |
| 指示 | 行動がイメージできる言葉を使う |
安全に配慮した指示ワードの入れ方
運動会では多くの人が同時に動くため、言葉選びがとても重要です。
退場アナウンスでは、落ち着いた行動を促す表現を自然に入れると進行が安定します。
- 「順に」
- 「係の案内に従って」
- 「その場でお待ちください」
これらの言葉を添えるだけで、動きがそろいやすくなります。
強い口調で指示するよりも、丁寧な言い回しのほうが全体の動きは整いやすくなります。
特に低学年や園児がいる場面では、具体的な行動を一つずつ伝える意識が大切です。
アナウンス係が意識する立ち位置・タイミング
アナウンスの内容だけでなく、話すタイミングも重要なポイントです。
競技が完全に終わり、動きが止まった瞬間を待ってから話し始めると、声が届きやすくなります。
また、退場が始まってから追加の指示を重ねると、聞き逃しが起こりやすくなります。
基本的な流れは、最初のアナウンスでまとめて伝えるのがおすすめです。
退場アナウンスは「動き出す前」に完結させると混乱が起きにくくなります。
この意識を持つだけで、運動会全体の進行がぐっとスムーズになります。
場面別の退場アナウンス例文一覧
ここからは、実際の運動会でそのまま使える退場アナウンス例文を、場面別にまとめて紹介します。
短い定型文から、丁寧なフルバージョンまで幅広く載せているので、状況に合わせて使い分けてください。
個人競技(かけっこ・玉入れ)の退場アナウンス例文
個人競技のあとには、次の準備を意識したシンプルなアナウンスが向いています。
| タイプ | 例文 |
|---|---|
| 短く伝える | これで〇年生のかけっこを終了します。選手の皆さんは、係の案内に従って退場してください。 |
| 方向を明確に | これで競技を終了します。赤組は右側から、白組は左側から順に下がってください。 |
フルバージョン例文
これで〇年生のかけっこを終了します。
最後まで一生けんめい走る姿がとても印象的でした。
選手の皆さんは、赤組は校庭右側、白組は左側から順に退場してください。
係の案内に従って、落ち着いて移動しましょう。
団体競技(リレー・綱引き)の退場アナウンス例文
団体競技のあとは、会場の雰囲気を大切にしながら退場へつなげます。
| 目的 | 例文 |
|---|---|
| 余韻を残す | 大接戦のリレーでした。選手の皆さんは、トラック外側から退場してください。 |
| 拍手を促す | 最後まで全力で取り組んだ皆さんに拍手をお願いします。選手はそのまま退場してください。 |
フルバージョン例文
ただいまの団体競技をもちまして、この種目は終了となります。
チームで声をかけ合う姿がとても印象的でした。
選手の皆さんは、トラックの外側を通って退場してください。
応援席の皆さんは、そのまま温かい拍手をお願いします。
団体競技後は、ねぎらいの一言を入れることで会場の一体感が保たれます。
幼稚園・保育園向けのやさしい退場アナウンス例文
小さな子どもが中心の運動会では、語りかけるような表現が向いています。
| ポイント | 例文 |
|---|---|
| 安心感 | 〇〇組さん、とても上手でしたね。先生のところまで戻りましょう。 |
| ゆっくり誘導 | このあと、先生といっしょに並んで戻ります。 |
フルバージョン例文
〇〇組さん、最後までよくがんばりました。
かわいい動きがたくさん見られましたね。
このあと、先生のところまで順番に戻ります。
前を見て、ゆっくり歩いていきましょう。
中学校・高校向けの落ち着いた退場アナウンス例文
年齢が上がるほど、簡潔で整った表現が好まれます。
| 場面 | 例文 |
|---|---|
| 競技終了 | 以上で〇年生の競技を終了します。選手は整列後、退場してください。 |
| 全体進行 | 選手の皆さんは、係の指示に従って速やかに移動してください。 |
フルバージョン例文
今の競技をもちまして、〇年生のクラス対抗種目は終了となります。
最後まで集中した取り組みが印象的でした。
選手の皆さんは、トラック外側に整列したあと、係の案内に従って退場してください。
保護者参加競技の退場アナウンス例文
保護者が関わる場面では、感謝の気持ちを言葉にするのがポイントです。
| タイプ | 例文 |
|---|---|
| 簡潔 | ご参加ありがとうございました。お子さまといっしょに観覧席へお戻りください。 |
| 丁寧 | ご協力ありがとうございました。係の案内に従ってお戻りください。 |
フルバージョン例文
保護者の皆さま、ご参加いただきありがとうございました。
息の合った動きがとても印象的でした。
このあと、お子さまといっしょに観覧席へお戻りください。
通路の混雑を避けるため、順番に移動をお願いします。
退場アナウンスは「そのまま読める形」を用意しておくと、当日の安心感が大きく変わります。
トラブルを防ぐための退場アナウンス術
退場アナウンスは、進行をスムーズにするだけでなく、会場全体の動きを整える役割も担います。
ここでは、よくある混乱を防ぐために意識したいアナウンスの工夫を紹介します。
混雑を避けるための案内方法
競技終了直後は、多くの人が一斉に動こうとするため、通路が重なりやすくなります。
このとき、退場の順番や方向を先に伝えることで、動きが分散されやすくなります。
| 工夫 | アナウンスの考え方 |
|---|---|
| 順番を分ける | 学年・組・色ごとに退場を案内する |
| 方向を限定する | 右側・左側など移動経路を明確にする |
| 待機を促す | 動かない人にも行動を伝える |
「動く人」と「待つ人」の両方に声をかけることが、混雑を防ぐコツです。
退場しない人にも一言添えるだけで、場の流れが落ち着きやすくなります。
進行変更があったときの臨機応変な言い回し
運動会では、予定どおりに進まない場面も出てきます。
そんなときは、理由を簡単に伝えたうえで、次の行動を示すと混乱が起きにくくなります。
| 場面 | 使いやすい言い回し |
|---|---|
| 準備に時間がかかる場合 | ただいま準備を整えていますので、その場でお待ちください。 |
| 順番が前後する場合 | 進行の都合により、次の競技を先に行います。 |
長い説明は必要ありません。
一文で区切り、落ち着いた声で伝えることを意識しましょう。
言い訳のように聞こえないよう、事実と指示だけを簡潔に伝えるのがポイントです。
子どもが迷わないための声かけの工夫
特に低学年や園児が多い場合、言葉だけでは動きが想像しにくいことがあります。
その場合は、行動を一つずつ区切って伝えると分かりやすくなります。
- 止まる
- 並ぶ
- 進む
たとえば、「その場で止まります。前を向いて並びます。そのあと、先生といっしょに動きます。」のように区切る方法です。
退場アナウンスは、聞いた瞬間に行動が思い浮かぶ表現を選ぶことが大切です。
少し丁寧すぎるくらいの声かけが、結果的に全体の進行を助けてくれます。
閉会式前に使える全体退場アナウンス例文
すべての競技が終わったあとの全体退場アナウンスは、運動会の印象を左右する大切な場面です。
ここでは、閉会式や次の進行へ自然につなぐための例文を、状況別に紹介します。
全競技終了を伝える基本の退場アナウンス
まずは、どの学校でも使いやすい基本形のアナウンスです。
| 用途 | 例文 |
|---|---|
| シンプル | これで本日の全競技を終了します。各クラスは係の指示に従って退場してください。 |
| 丁寧 | 以上で、すべての競技が終了となります。整列後、順に退場をお願いします。 |
フルバージョン例文
これで本日の全競技を終了します。
最後まで取り組んだ皆さんの姿が、とても印象的でした。
このあと閉会式の準備を行います。
各クラスは、係の案内に従って整列し、順番に退場してください。
全体退場では「終わり」と「次の動き」をはっきり分けて伝えることが大切です。
保護者への案内を含めた全体退場アナウンス
観覧している保護者にも行動を伝えることで、会場全体が落ち着きやすくなります。
| 場面 | 例文 |
|---|---|
| 待機をお願いする | 保護者の皆さまは、そのままお席でお待ちください。 |
| 移動を案内する | 観覧席の皆さまは、通路をあけてご協力をお願いします。 |
フルバージョン例文
本日の全競技は、以上で終了となります。
このあと閉会式の準備を行いますので、各クラスは整列のうえ退場してください。
保護者の皆さまは、そのまま観覧席でお待ちいただきますようお願いします。
通路確保へのご協力をお願いいたします。
落ち着いた雰囲気で締めたいときの例文
静かに気持ちを切り替えたい場面では、言葉数を抑えたアナウンスが向いています。
| 特徴 | 例文 |
|---|---|
| 簡潔 | これで全競技を終了します。整列後、順に退場してください。 |
| 余韻重視 | 以上で競技は終了です。次の準備にご協力ください。 |
フルバージョン例文
これで本日の競技はすべて終了となります。
それぞれの取り組みが、心に残る一日になりました。
このあと次の進行に移りますので、整列後、順に退場してください。
閉会前の退場アナウンスは、声のトーンを落ち着かせることで自然な締めくくりになります。
まとめ:退場アナウンスで運動会の進行と印象が決まる
退場アナウンスは、競技の終わりを伝えるだけのものではありません。
次の動きへ自然につなぎ、会場全体の流れを整えるための大切な役割を持っています。
どんなに準備された運動会でも、競技が終わる瞬間は動きが重なりやすくなります。
その場面で、分かりやすい退場アナウンスがあるかどうかで、進行のスムーズさは大きく変わります。
退場アナウンスは、運動会全体をきれいに締める「声のまとめ役」です。
短い言葉でも、順番・方向・次の行動が伝われば十分です。
そこに一言のねぎらいを添えるだけで、会場の雰囲気はやわらぎます。
| 意識したいポイント | 内容 |
|---|---|
| 構成 | 区切り・ねぎらい・指示の順で伝える |
| 表現 | 短く、具体的な言葉を選ぶ |
| 準備 | そのまま読める例文を用意しておく |
特別な話し方や技術は必要ありません。
大切なのは、聞いている人が「次にどう動けばいいか」を迷わず理解できることです。
この記事の例文をベースに、自分の学校や会場に合った言い回しに整えることが、成功への近道です。
あなたの声が、運動会の最後まで心地よい流れを作る手助けになります。
ぜひ、当日の進行に役立ててください。

